satosakayaの感想

感想は恐らく間食のような存在

アニメ版『ギャラクシーエンジェル(無印~Xまで)』 感想

 見放題配信始まってからdアニメでゆっくり消化していたんですが配信終了を知り急いでXまで見ました。『ギャラクシーエンジェル』は学生の頃から好きでビデオテープで録画したのを繰り返し見てたなあ……そういえばビデオテープが死語になりつつあるというのを度々見掛けて、私も時の流れに流されているものの一部なのだと実感しています。録画していたのは途中からで話も飛び飛びだったため初めて見る話も多かったです。今のアニメも好きですが、この頃のアニメには今のアニメではあまり得ることの叶わない安らぎがあって落ち着きますね。


ギャラクシーエンジェル Blu-ray Box

ギャラクシーエンジェル Blu-ray Box

  • 発売日: 2012/08/24
  • メディア: Blu-ray


 キャラはミルフィーユ・桜葉烏丸ちとせさんが特に好きです。好み全然変わってなくて笑う。幼いながらにちとせさんの扱いが割りと酷いな……と思っていましたがやっぱり一般的に見ても酷かったみたいで幼い時の感性も侮れないなと。ゲームは未プレイなんですけど、ゲームも幼い頃はアニメと違いシリアスなのかなってなんとなく感じていて、そっちも当たってたみたいなのでやっぱ侮れないですね……。

 あとスタッフさんが結構知ってる人多かったです。某会社の社長や某特撮作品の脚本担当、某カードをキャプターする作品の監督など……スタッフで「おおっ」となるのは成長した今だからこそだと思います。


 お話は全話通してサブタイトルがとても好きでした。自分で創作する時にサブタイトルを凝る方なので他の作品見る時もサブタイトル凝ってると嬉しくなっちゃう。印象に残ってるのは1期の『廃校のテリーヌ 思い出仕込み海賊風』『大誘拐満漢全席』『Downtown Soulfood ODEN』、2期の『立ちこめる霧のソルベ』『彼岸への回転寿司』、3期の『サインはブイヨン』『Final dish REBECCA』、4期の『非凡平凡 チョコボンボン』『お守りそば』『レイニーブルー』辺りでしょうか。それぞれの細かい感想も書きたかったんですが話数が多いのと、ゆっくり見すぎて最初の頃の内容忘れかけてるんで、サブタイトルも内容も特に印象に残っている『Final dish REBECCAの感想を書きます。


 どの期でも最終話は最終話らしい感じのお話でしたけど3期の『Final dish REBECCA』はすごい完成度高かったなあと思いました。ギャラクシーエンジェルはたまにガチめのシリアス回を挟んできますが、EDまでシリアスだったのは驚きました。「この曲(『In the Chaos』)めっちゃ聴いたことある……」となってて、多分TV放送では見てない話なので他の所で聴いたんでしょうかね。配信されてたので『In the Chaos』買ってしまいました。歌詞を見ながら聴くとすごく『Final dish REBECCA』の内容にも合ってるなあと。『Forever 心 閉じ込めるための 鎧はいつしか 違う私をつくりだす』『出逢えた真実の私が手をのばす』とか。レベッカとそのモデルになった軍人さんが浮かびます。ただ、モデルになった軍人さんの覚悟は立派だと感じますが人柱となるより真実を明らかにした方がよかったんじゃないかなあ……まあ関わっている存在が大きすぎますし、あそこまで時が経ちすぎていると人柱として眠り続けるしか選択肢がなかったのかも。そもそもの発端となった事を起こした人間も確実に亡くなってますし。怒りや憎しみの感情が向かう先、その感情の行く末など色々考えさせられるお話でした。


 また再配信される時があったら今度は『ギャラクシーエンジェる~ん』も視聴してみたいと思います。