satosakayaの感想

感想は恐らく間食のような存在

『遊戯王SEVENS』 第17話 感想

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第17話『セツリの庭のネコ』

 新キャラ・ネイルの過去回想から始まった今回のSEVENS。ネイルはその天才的な頭脳で恐ろしい遊びを考えてしまい、それを見兼ねた両親が新しい遊びを教えてくれたとのことですが……何故デュエルという同じくらい危険そうな遊びを……。
 そして前回の終わりのシーンへ至ります。初登場時に椅子に座って出てきたので脚が不自由なのだろうかと思っていましたが、今回の始めのシーンで普通に立っていたのでどうやら違うみたいです。立つことは出来るけれど長時間は辛いのか、単に座っている方が楽だからなのか。

 最初の刺客・猫山シュレディンガーとルークのデュエルが始まります。
 以前登場した間黒七海の声を担当されている古川慎さんと同じく、猫山シュレディンガーの声を担当されている中島ヨシキさんもスマホゲーム『DREAM!ing(略称ドリミ)』に出演しています。中島ヨシキさんは牛若湊という超絶顔の良い男を演じており、なんと古川慎さんが演じるまたもや超絶顔の良い男・花房柳と牛若湊は友人同士なんですよ。これはもうSEVENSのスタッフにドリミのファンが居るのではと考えてしまうキャスティング。しかもSEVENSの後に放送されている『ウルトラマンZ』のゼットの声は畠中祐さんで、畠中祐さんもドリミで志部谷幽という3人目の超絶顔の良い男を演じており……流石に異なる番組ですし偶然でしょうが、何かを感じずにはいられません。

 と、話を戻します。猫山シュレディンガーは厄介なトラップ・まよい猫を発動。このトラップは猫山シュレディンガーの名前の元ネタであろう『シュレーディンガーの猫』をモチーフにしているようですね。私は『うみねこのなく頃に』での知識くらいしかないんですけど、確か「箱の中の猫が生きているか死んでいるかは箱を開けてみないと分からない」的なやつだったかと(私もよく理解している訳じゃないので気になる方は自分で調べてみてくださいね)。まよい猫もそれと同様、隠されたカードの種類を見て効果が確定するトラップです。
 ルークは『そうだ 思い出したぞ 俺は悩んでいたんだ』『遊我がデュエルの王になったとき 本当に俺に王の座を譲ってくれるのかどうかを』とトラップに対して悩み出し……いやトラップあんまり関係ねえなルークの悩み……。捉え様によっては「ルークにデュエルの王を譲ってくれるか譲ってくれないかどうかは遊我がデュエルの王になってみないと分からない」という『シュレーディンガーの猫』に繋がるものがある気もしなくもないですが。ともかく、悩んでいるせいかトラップに翻弄されるルークはボロボロのフニャフニャになってしまいました。もしかしてフニャフニャも猫繋がり?
 トラップとは関係の薄い悩みを謎の洞察力で言い当てた学人は、『だったらここで 遊我くんに聞いてみるんです』と勧めます。意を決しルークが『この俺に 王の座を譲ってくれるか~!』と問いますが、遊我の答えはNO。『けど 王には誰だってなれる 無数の可能性が存在しているんだ ルークが王になるのも可能性のひとつだよ!』そう語る遊我。『シュレーディンガーの猫』の可能性の話と繋げてくるのが上手い。遊我の言葉で悩みも吹っ切れたルークは逆転勝利を掴みました。最後に戻したカードを忘れてしまう所は遊我の言う通り『それでこそルーク』って感じで個性が表れてて良かったです。


 次回はロアが参戦し、グレてしまったバンドメンバー・平ゲッタと戦うお話。そういえば『君たちが6回負ければ完全敗北とみなし』というネイルの発言から予想するに少なくとも6回はデュエルがあるはずですね。遊我、ルーク、学人、ロミンちゃん、ロア……ってことはミミちゃんも含まれているのでしょうか。ミミちゃんが準レギュラーからレギュラーとなる日も近いのだろうか……。