satosakayaの感想

感想は恐らく間食のような存在

アニメ『最響カミズモード!』 第1話・第2話 感想

kamizmode-anime.com



 9月28日(月)からYouTubeにて配信が始まったアニメ『最響カミズモード!』バンダイの新しいデータカードダスのアニメです。多分アイカツシリーズみたいな展開の仕方ってことですね。
 4日間連続でアニメ(1話前編&後編、2話前編&後編)が配信されたため、折角なので2話分まとめて感想を書いていきます。

第1話『響け神音(ビート)!!!』

 OPからめっちゃ『アイカツスターズ!』の虹野ゆめちゃんの歌の声がする……。と、それもそのはず。OPに参加している堀越せなさんは虹野ゆめちゃんの歌唱担当さんでしたからね。『アイカツフレンズ!』以降はキャラクターの声優さんが歌唱も務めることとなり、お見掛けする機会が減ってしまったのが少し寂しくもあったので、こうして別作品で活躍している姿を見れるのは嬉しいです。

 まず驚いたのはキャラがタッチパネルで操作している音楽選択画面がかなり作り込まれている所ですね。これって筐体の方でも同じような感じなんでしょうか?
 主人公は夢幻ダイ。ドラムをやっていましたが大会で負けたことを切っ掛けにやめてしまった……という挫折を知っている主人公です。しかしドラムへの未練を断ち切ることは難しく、お店のショーケースに並んでいるドラム用品をつい眺めてしまいます。そんな所にとある女の子が。女の子は丹波リン。ダイが大会で敗北を喫した相手でした。ドラマーなのに名前の元ネタがタンバリンっぽい理由はいつか明かされるのだろうか……。タンバリンも太鼓の一種らしいので、そこからきているのかもしれませんが。『もう飽きた ドラムも音楽も』と言うダイは『ふーん その程度だったんだ あんたにとってドラムって』とリンにテンプレ煽り返しをされてしまうのでした。
 ゲームセンターで出逢った石の神・ゴウテツ。ゴウテツはダイを親方とするため手始めに家へ不法侵入し、食事の時にもお風呂の時にも学校の授業中にも現れる始末。神ということとマスコットキャラクターのような風貌が無ければ完全に小学生を追い回すストーカーの不審者です。

 そしてついに敵キャラ・ワルダークが登場しました。本作を見ようと思ったのはホビアニだからというのは勿論なのですが、PVでワルダークに一目惚れしてしまったのが決め手だったんですよね……。悪そうな顔、テンション高めの言動、ちょっと濃いめの化粧、ギザギザの歯、なんか太ももにある謎のエッチなスペース……好きにならない所がない……。
 メイン要素でもあるカミズモウが始まります。ダイが乗ってる浮遊するマシン、『バトルスピリッツ』でもこういうのあったなあって考えたんですけど、同じバンダイですし少し意識してる部分もあるのかもしれません。ワルダークが帽子投げる所でめっちゃ悪い顔してるのが最高ですね。相手の神はブロードロン、ドローンの神みたいです。忍者のような姿でドローンという現代の機械の神って昔っぽいんだか今っぽいんだか。

第2話『ジャリキシンの脅威』

 今回は序盤で世界観の詳しい説明をゴウテツがしてくれました。大会で優勝すると神様の世界の王になれるとのこと。神様のトップを大会で決めていいのかって気持ちはありますが、強い者が治めるのが道理みたいな考え方なんですかね。

『簡単に言うと ゴウリキシンは正義 ジャリキシンは悪 って感じか』
『なんか話が抽象的で大きくなってきたなあ』

 ここの会話笑ったんですけど同時に、ダイが『ゴウリキシンは正義 ジャリキシンは悪』というゴウテツの言葉だけ聞いて鵜呑みにするんじゃないのがいいなーって思いました。後に続いた『この世は悪が支配する 恐ろしい世界になってしまう』『うわ ますます抽象的な話になった!』の会話も確かにダイの言う通りゴウテツの言葉だけでは抽象的すぎて判断が難しいですし、抽象的な話を抽象的と口に出来てすぐ信じる訳では無い所がちゃんとダイが自分で考えてて好きな描写でした。

 ダイとススムの下校風景をこっそり見つめるワルダークと新ジャリキシン・ハングニル。この世界の神は小学生をストーカーしがち。ダイのことを『そ あのピンク髪の子ね』とワルダークが言っていましたが他の人(神だけど)からもピンク髪の認識なんだ……。普通にインターホン鳴らしてるの可愛いな。
 序盤で抽象的だった『悪が支配する恐ろしい世界』。その一端を現実のものとして目の当たりにしたダイはゴウテツの支えもあり、ついに戦う決意を固めます。丁寧に説得力を持たせて気持ちの移り変わりを見せてくれるのが良いですね。
 カミズモウパートに入ります。最初にゴウテツが塩をまくような動きをするのはやっぱり相撲で土俵にまくことからきてるのかな。ハングニルはマントの下の体がかなり細めで思わず折れないかと心配になりました。1話でもそうでしたけど、ワルダークは負けた時に「覚えてろよ!」とか捨て台詞を吐くんじゃなく、しょんぼりとして帰っていく所が可愛いですね……この調子でいくとどんどん好きになっていってしまう……。


 という訳で2話分の感想終わりです。全体的に丁寧な作りという印象を受けました。配信のアニメ(一応TV放送もある)はあまり追ったことが無いので見逃さないかだけ心配ですが、これからも見ていこうと思います。