satosakayaの感想

感想は恐らく間食のような存在

『遊戯王SEVENS』第12話・第13話 感想

 溜めてしまっていたので2話続けて視聴しました。


 まず第12話『禁じられたエース』の感想なんですが、大人のミミちゃんの視点からでも大人な意見を言う遊我で、やっぱり公式も遊我は大人びたキャラクターとして描いてるのだなと。そして回想のデュエル大会のシーン。『あのとき 僕は大人ばかりが楽しむデュエルを なんだか すごく窮屈に感じていたんだ』という遊我の言葉を聞いてなんとなくOPの『だってキュークツな理屈じゃつまらない』の歌詞が浮かびました。『大人ばかりが楽しむデュエル』って所は私達が住むこちらの世界にも当てはまるんでしょうか。遊戯王の年齢層がどのくらいの割合なのかよく知らないのでなんとも言えませんが……。
 オーティスに対して観客が『コスプレかよ』と口にしていましたけど、オーティスがゴーハ社の関係者で恐らくあの衣装もゴーハ社の制服という点を踏まえると一般市民にもゴーハ社はコスプレ集団とか思われてるんですかね? 大丈夫なのかそれは……。あとゴーハ社の一員として譲れない線を決めているのがプロ意識高くてますますミミちゃんが好きになりました。ドローする度にドキドキさせられる展開はとても新鮮で面白かったです。


 第13話『もう一人の王』の感想へ移ります。ライブ会場に遺跡ってすげー絵面だな。

「卑劣な手を使ったとしても自分自身で切り開いたロードを歩いてきたならば王の資格はある」というのがSEVENSならではの主張に感じられて好きでした。ミミちゃんが『王道遊我 本当におもしろい子』と「おもしれー女」的な台詞を言ったのでこれはカードゲームではなく乙女ゲームが始まってしまうかもしれない(始まらない)。



 そしてロアに追い詰められた遊我を救ったのは……セブンスロード・メイジ!!! 最近CMがよく流れてるBD&DVDの特典カード! もしかしてこれ販促も込みなのかな? とここで気付きました。オーティスはセブンスロード・マジシャン以外は与えてないということは、他のセブンスロードシリーズを遊我はどこで手に入れたのでしょうか。ある日突然デッキに入っていたとか拾ったとかなんでしょうか。前者はちょっとホラーだな。ロアは選ばれなかったからを理由にして諦めずに努力する一面があったりと、ただ嫌な奴ではないのだと分かったので最後は爽やかに決着がついて良かったです。『今まで興味なかったけどなってみるのもいいかもね』とあっさりしたノリでデュエルの王を目指し始めようとしていて遊我の底知れなさにも拍車が掛かりました。


 12話と13話は今までのキャラクターが総出演、オーティス再登場、特殊EDなど集大成感がありました。1クールの締めとしてとても綺麗にまとまっていたと思います。はじめしゃちょーのコーナーも結構好きだったんですけど1クールで終わりなのかな。遊戯王は個人的に段々とシリアスになっていくイメージがありますが、SEVENSはこのままの明るさを持ったままで居てほしいなあと願っています。